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大信州様の純米吟醸カテゴリー中でもこのお酒。いやちょっと衝撃でした。含んだ瞬間から感じるふくよかで綺麗な果実味。添えられる香りも主張せずあくまで上品。えっ、このお酒をこの価格で出しちゃうの!と。さらに今年は昨年を凌駕する余韻の綺麗さ。やっぱりこのお酒は凄いなぁと実感しております。 大信州は基本、純米大吟は「金紋錦」、純米吟醸は「ひとごこち」とされているそうですが、このお酒は純吟で「金紋錦」。コスパも良いわけです。さらにラベル上部にバシッと貼られた「生」のバッチ。通常お酒は流通と保管状況を考え、酒質安定のために2回火入れ(殺菌)を行います。1回目は、日本酒をしぼってタンクに貯蔵する前。2回目は、瓶に詰めて出荷する前に行うのですが、手の内は一回のみ。その方法も、最新式の熱置換プレートヒーターを使用した、加熱から冷却まで数秒で行うもので、通常65℃設定での熱処理を、50〜52℃という低めの温度で急冷却火入れを行っております。さらにさらに本品は生まれたてのお酒に一切手を加えない本生で、年に一度だけ発売されるレア物でございます。 金紋錦の複雑で高貴な香りとふくよかながら軽さも感じる味わい。そこにフレッシュ感がプラスされております。今年はお酒を仕上げる作業の搾りをヤブタの機械式から大変手間の掛かる槽搾りに変えました。その違いは歴然!もうこれは大吟です。しかも生。 年に一度、正に一期一会で楽しめる逸品。ぜひご賞味下さい。
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ふるさとの酒 ぜんこうじや